hinajiro読書録

読書録

Sandbear

hinajiro

 ある日ウサギがビーチで、砂でクマを作ろうと思いつきます。友達に語りかけるようにしながら、一つ一つ懸命に作り上げていくのですが、どことなくテキトー。このウサギ君、ちょっとお腹がすいていることもあって、急いでさっさと仕上げてしまいます。「風に吹き飛ばされてなければ、また明日ね!」なんて言って去っていきます。さて、ウサギ君が去った後、この砂のクマさんは吹きっさらしのビーチは寒いので森の中に入って少し温まろうとするのですが、ウサギ君の作った足が短すぎて歩くのが大変。お腹が空いて何か食べたくても口が小さすぎて食べるのも大変。そんなこんなしているうちに、かのウサギ君がトラブルに。なんとかして助けようとするくまさんがとった手段とは・・・・ここ、意外な展開で、胸にグッときます。最後はウサギ君はくまさんのやさしさから、ていねいに取り組む事と思いやる心を学び、素敵な友情を手に入れます。
 やわらかい色を使った油絵的なイラストもストーリーの暖かさとピッタリです。
 友情と気配りの大切さを描いたとても良い絵本です。
 6歳くらいからの少し大きめのお子さんに特におススメです。
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