Colin Firth in Fever Pitch

Colin Firth, 英国人女性の Heartthrob。
1995年BBC放映の「Pride and Prejudice」の中で Colin の演じたMrダーシーはもはやレジェンダリー。私のイギリス人の友人ももれなくダーシー様のファンです。私はこの頃はまだ日本だったので、フィーバー真っ只中は知らず、こちらに来てからの彼の人気に「???」。そして私は10年以上もの歳月をかけて、Colin Firth の魅力を探ることになるのでした。youtube でダーシーの入浴シーンを見たり・・・ははは
そして、これです。この映画。もじゃもじゃ頭で、熱狂的なアースナルファンの教師役。どうしてもイメージ結びつかずに最後まで uncomfortable
Mr.Darcy のイメージを払拭したかったんだろうなぁ、気持ちわかるよ。イメージが定着して欲しくなかったんでしょう?うん、うん。でも、その髪型とアクセントはやりすぎじゃないかい?
相手役の生真面目な女性は最初、彼のことを Football yob と陰で言っています。yob はチンピラ、与太者という意味です。雨の日に主人公はこの新任の女性教師を車で送っていくのですが、女性の方が彼の住まいを聞いた時に、彼が「アースナル」(ここでは地名)と答えるのですが、彼女が「Inside a stadium or near by?」と聞き返したところがものすごく可笑しかった。そして、次のセリフで二人は少し(少しですよ!)うちとけるようになります。
男「You are too uptight. You should be yourself more.」
女「This is me being myself.」
二人ここで吹き出す。
この後、家に着いた時に女性がお茶に誘うのですが、家の中で煙草を吸おうとした彼に「タバコは吸ってはいけないけれど、泊まっていってもいいわよ」という展開。突然なんで?
まぁ、そんなんで付き合い始めた二人ですが、女性の方が精神的に大人で、彼のダメなところも受け止めてイイ感じ。たとえばこんなシーン。
女「何考えているの?」
男「DHローレンスのこと」
女は嘘だと見破っているので、色々と質問してからかう。
男「ごめん」
女「Why did you lie?」
男「I've got to vary the answer. I can't answer Arsnal all the time.」
そしてまた二人で笑い出す。アースナル柄のパンツも笑って流せる女性。
ところが、あまりの度を越した熱狂ぶりでやがて二人の関係に亀裂が。
正直不満を言う彼女の方がおかしい、と思う私。最初からわかっていて付き合っているんだもん、文句を言うなー。うちなんか、結婚してからゴルフにはまられて、大変なんだから!娘の出産の日もゴルフですぐに帰ってこず、生まれる瞬間だけ(たぶん5分)立ち会い(ちゃっかりハーフを終わらせてから来た)。
そしておきまりの妊娠発覚。私じゃないよ、映画の話に戻っていますよ。
「ちょうどパブやフットボールだけの生活にも飽きてきたし、赤ん坊を育てるなんてのもいいかもね。」とか本気で言う男。変わんないですよ、こういうタイプは。出産時もぜったいアースナルスタジアムにいるに決まってる!
二人がその後どうなったか知りたい方、今まで持っているコリンのイメージを壊したい方、ぜひ映画を見てみてください。
原作は「About a Boy」の Nick Hornby。脚本を作家本人が担当したので、台詞がすごくいい。ウィットとユーモアに富んでいます。内容は正直ありきたりだけれど、脚本がよければ、いい映画になるのだなぁ、という見本のような作品です。