Millions

7歳のダミアンと10歳のアンソニーの兄弟は、母親を亡くし、父親と共にマンチェスターの郊外に引っ越してきた。そんなある日、二人は22万ポンドの入ったバッグを見つける。12日後にポンドからユーロに切り替わってしまい、それまでに使わなければ無駄になってしまう。父親には言わずに、兄のアンソニーは好きなものを買いまくるが、このお金は神様からの贈り物だと考えた信心深いダミアンは、貧しい人々に分け与えようとする。
数年前に映画を観て面白かったこの作品、Captain R にはいつか原作を読んで欲しいと思っていたのですが、ついにそのタイミングがきました。
最近「Holes」「Small Steps」などを楽しみ、ファンタジーへの固執が少し和らいだ感じがしたので、「今がチャンスだ!」と思って渡しました。
「だいたい表紙からして、読むわけがない!」
と最初は拒否されましたが、「お母さん、ずっと前に映画を観て面白かったんだよねー」とか「ちょっとファンタジーっぽい感じが Holes みたいな感じもしてさぁ」と少しず~つプッシュ。
読み始めたら時間も忘れて没頭していました。ほらね!
この作品はほかとは一味違うというか、オリジナリティに溢れています。ちょっと変わった不思議な雰囲気なんですよ。もちろん英国物なので会話中にウィットも豊富です。
とってもピュアで空想好きの主人公ダミアンの子供らしい思考や、突拍子もない言動が楽しく笑えて、それでいて「人を思う気持ち」があちらこちらに描かれていてホロリとくるところもたくさん。
お金をめぐる話なので、ハラハラどきどきする場面もあり、ちょっとしたファンタジーな場面もありで、たっぷり楽しめる作品です。(ただし私のこの意見は映画から。原作を読んだのは息子なので)
Captain R の評価は 9 out of 10
一点の減点は、普段読んでいるものに比べて、Pacy な Action がやや足りなかったからだそうです。
映画はダニー・ボイル監督だったなんて知らないで観ていましたが、とても新鮮な感じがするし、クリスマスのエピソードもあるのでこの時期に観るのもいいかもしれません。対象年齢などは考えてみていなかったので、そこらへんはちょっとno idea ですが。
原作は10歳前後から楽しめるでしょう。どちらもおススメです。