hinajiro読書録

読書録

Albert Nobbs

hinajiro

これ、今よりもっと理解を得られない時代に性同一障害で苦しむ人の話かと思い、興味がありながらなかなか手が出なかったのですが、思ったよりコメディ色もあり見やすかったです。
生活するためにやむを得ず男装をしているホテルのウェイターをグレンクローズが静かに熱演していました。堅実で淡々と働いている姿、女性であることがバレ職を失う恐怖に不安がる姿、抑えながらも将来を夢見たウキウキしている表情、どれもさすがでした。
社会的弱者とそうではない者の違いをホテルという狭い場所のみで、その時代を懸命に生きている人々を描き出している作品です。とても良かったですよ。



そしてもう一人男装をしている登場人物がこれまたいい味を出していて良かったです。



二人とも正真正銘の女性なのにこのハンパない女装感!

脇を固める(若者たちに使っていい表現なのか謎)ミアとアーロン。



無表情で陰気くさい(不思議な国のアリスですら!)か不思議キャラの役のイメージが強いミアの茶目っ気もある明るい子を演じている意外性も良かったし、途中から変な男にひっかかって変わっていく様子も上手でしたね。
そして若いうちからおばさんにがっちり囲われて可哀想な(余計なお世話!)かわい子ちゃんイメージが拭いきれないアーロン・ジョンソン、見るたびうっすら「演技力は本物だよなぁ」とは思っていたのですが、クズ男っぷりが上手でした。あー、若い女性との浮気とかスキャンダル起こして欲しいなぁ、、、、、私、特にストレスを抱えているとか病んでいるわけではありません(笑)普通にひがんでます。



映像もとても綺麗でおすすめの作品であります。4 out of 5
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