hinajiro読書録

読書録

Journey to the River Sea

hinajiro

 ロンドンの寄宿学校でくらすマイアは、列車事故で両親を亡くし、家庭教師のミントン先生とともに、ブラジルに住む親戚のもとにひきとられることになった。長い船旅のすえ、ふたりがたどりついたのは、ゴムの栽培によって富を手にした入植者たちがジャングルのなかに建設した美しい町だった。ヨーロッパの文明と圧倒的な自然が混在する世界で、マイアはしだいにアマゾンでの生活に魅せられていく。(アマゾンより)

 面白かったぁ!!

 主人公マイアの目に映る美しく魅惑的なアマゾンの光景の描写が見事なんです。
 みんなの大好きな物語にどことなく似ているところも魅力。
 出だしは「小公女セーラ」、養女になって幸せになることを期待して裏切られる筋辺りは「キャンディ・キャンディ」、外に出してもらえず家の中で窮屈な思いをし、一見感じが悪いけど心根の優しい家庭教師と過ごす日々は「ハイジ」、意地の悪い叔母と双子に置いてきぼりにされ、こっそり家を抜け出すくだりは「シンデレラ」、大金持ちの後継者問題は「小公子」、そして「王子と乞食」も加わり、とにかく盛りだくさん。
 それでいて、ただの模倣では終わってはいません。ここ、もっと丁寧に説明できるといいのですが、なかなか難しい・・・
 日曜7時半のアニメシリーズが大好きだった方(てっきりずっとハウスだったのかと思ったら、最初はカルピスだったそうじゃないですか!)、まんが世界昔話が好きだった方、きっと気に入るでしょう。

 この作品自体は「古典」ではないけれど、「古典」というか「名作」を時々読むのも良いかもなぁ、と改めて思いました。私はあまり読んでいる方じゃないんですよね。一通りどの作品もあらすじを知っているけれど、全部アニメから。あー、この作品もジブリあたりが映画化してくれないかなぁ。私の頭の中ではあの絵柄ですでにイメージができているんだけど・・・
 
 対象年齢は8歳以上。英語も簡単ですし、心地よくスラスラ読める作品なので、おススメです!

 私は「作家読み」をする方ではないのですが、彼女の作品はもう一つ「The Star of Kazan」をそのうち読もうと思っています。
 今度から、何かしらリンクする題材があるものから次の作品選びをしようかな、と考え中。
 今、アマゾンつながりで気になる一般書があります。図書館で入手できたら次はそれを読もう。
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