hinajiro読書録

読書録

映画「How to train your dragon 3D」

hinajiro

 いや~、3Dって素晴らしいですねー。21世紀の技術ってこんなにも進んでいたのですね。びっくりしました。ちょっと苦手意識があったんですよね。DSやプレステですら見ていたら酔いますし。
 最初の宣伝の間は随分となれるのに苦労しました。慣れてくると、映像の美しさに驚きました。海は本物のを海のようだし、何といっても衣服の素材がすごい!セーターの毛さえ本物に見えます。「Shrek」の時はアニメが浮き出た感じだったけれど、こちらはもっと精巧にできた人形劇ぽい感じがしました。とってもいい意味でです。

 「殺さなければ殺される」という状況の中、バイキングとドラゴンは長いこと闘いながら過ごしてきた。強くて男らしいバイキングのチーフの息子Hiccupは体が小さいが頭脳派。父親は弱くてすぐに殺されてしまうだろう息子を守りたくて、前線ではなく鍛冶場担当にする。それでもみんなと共に闘いたいHiccupは外に飛び出し、彼なりの知恵を使った方法で精いっぱい戦うのだが、失敗に終わる。一人の勝手な行動が何人もの命を犠牲にしてしまう。父と息子の思いの違い。
 ある日、Hiccup は一頭のドラゴンと出会い、友情を育み、ドラゴンを殺すこと、闘うことに疑問を抱き始める。それと同時に父は過保護な自分を反省し、Hiccupの意志を尊重してほかの者たちと戦うためにドラゴン退治の訓練をさせてようと考える。ここでまた思いが行き違ってしまう。
 
 メインテーマには特に目新しいこともなく、古き良き児童文学、という感じです。ジレンマあり、冒険あり、父と息子の関係、友情、伝統と新しい時代の幕開けなど。友情を温めるシーンに随分とスポットが当てられていたので、監督は「ET」を見て感銘を受けた世代だろうと推測しています。
 戦いのシーンやHiccup の修行の場面などは、スピード感たっぷりの映像も音響も迫力満点でした。ただ昔の人間としては3Dを見るだけでも結構大変なので、もう少し動きが遅い方が観客に優しいのではと思いました。
 残念だったのがタイトルにもなっている「train」の部分がカット?なのか無かったことと、一番楽しみにしていたDragoneseを話すシーンが全くなかったこと。
 言葉といえば、つい先日「Horrible Histories」という教育番組で、バイキングは Rhymes をふんだんに使った会話をしていたと知ったのですが、Captain R の話ですと、今日の映画も Hiccup やバイキング仲間はみんなやはり Rhymes を多用していたそうです。もちろん私は全然気づきませんでしたよ。それどころか、Hiccup のアメリカン英語が聞き慣れるまでに少々時間がかかりました。普段グラスゴー訛りがきつくて四苦八苦する父親役ジェラルド・バトラーの英語が素晴らしく聞き取りやすく感じるくらいでした。

 子供たちの評価は 10 out of 10 
 Toothless のキャラが原作と全く違うことも特に気にならないようです。私はその他のドラゴンがカラフルで凝ったデザインなのに対して、主役の彼(てっきりメスだと思っていたのに)の姿があまりのプレインなことに少々戸惑いました。
 大ピンチにおちいった Hiccup は Toothless の大活躍で救われるのですが(原作では小さいのでメンタル戦、映画ではフィジカル戦と大きく違います)、その時、almost saved なんです。どういうことか予想がつきますか?私は結構ショックを受けました。子供は原作を読んであらかじめ知っていたので普通に受け止めていました。原作の第2巻の「How to be a pirate」というタイトルの意味がそこでわかるのでした。

 ストーリーは王道で、モラルの面なども安心して見ていられる作品でした。3Dの素敵さをたっぷり味わいました。
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